埼玉心霊スポット体験談　NO.７


　安行の某廃墟




投稿者　ヒ☆ロ　様



実体験です。

幽霊などを全く信じない僕が唯一『いるかもしれない』と思わされた体験です。

１９歳の時、深夜３時頃　友達４人と　埼玉県の安行という所にある廃墟になった寮みたいな、

かなり有名な心霊スポットにいきました。

僕は何回か来たことがあるので全然怖くなく、ビビってる友達を見て楽しんでました。

その寮は、かなりの草木に囲まれた場所にあるので外灯もなく暗く薄気味悪い寮でした。

寮の目の前まで来て友達の一人が

「怖いから中に入るのやめよ」

と言い出し、みんなが

「え〜、ここまできてマジかよ〜」

などと言ってる時、また別の友達が

「鈴の音が聞こえるよ、やばいからやめよう」

と言うもんだからみんなは寮を見つめ耳を澄まし始めました。

僕は心の中で

「聞こえるわけないじゃん」

と思い一人で少し歩き始めたら、足元に空き瓶が落ちてたので

「これを寮にぶつけて、割れた音でみんなをさらにビビらせよう」

と考え、みんなに気付かれないように拾い

「よし、じゃあやめて帰ろう」

と指示を出しました。

みんなが寮に背を向け帰ろうとした瞬間に僕は空き瓶を寮に投げ付け

『ガシャーン！！』

という音にみんなは

「うわっ」 「なにっ？」

と、驚いていました。

…

みんなから怒りを買い、しょんぼりしながら車に戻っていったのですが

その途中にまた友達の一人が

「鈴の音が聞こえる」

と言いみんなでビビっていると別の友達が

「あたしのストラップに鈴ついてたよ笑」…

…

みんなは

「きっとさっきの音もそれだ」

と 安心しました。

そのあと車で全員を送り 僕は家に帰ってきました。

時刻は午前５時…

もちろん家族は全員寝ています、僕も寝る準備をしてすぐに布団に入り眠りにつきました。

すると少したって（時計をみたら午前５時４５分頃）母親がいきなり部屋に入ってきて

「ヒロ、ヒロ！」

と呼ぶので

「なに？」

と寝ぼけながら答えたら 母親が

「あんた今、鈴を持ってあたし達の部屋の前にきたでしょ」

と言ってきました。

僕は寝ぼけてたので、

「ん〜？これじゃないの〜？」

と昔使ってた携帯を引き出しから取りだしストラップの鈴をチリチリ鳴らしました。

母親は

「そう、それそれ」

と言いながら部屋に戻っていき、

僕はまた就寝

…

朝、目を覚まし　よくよく考えてみると

「なんで鈴？俺鳴らしてないぞ？てか昔の携帯なんかここ最近引き出しからだしてないぞ？…もしかして…」

と考え、めちゃ怖くなり一緒に言った友達の一人にその話しをしたら

「ふざけんじゃねぇよ！そんな怖い事言うんじゃねぇよ、俺にまでついたらどうすんだよ」

とマジギレされました…

（Ｅ良くん！あんただよ笑）

後で母親に聞いたところ、

僕の部屋から鈴を鳴らす音がして廊下を通り親の部屋の前でチリチリ鳴らして、

また僕の部屋に戻っていったそうです。

母親はいたずらかと思い怒ろうと僕の部屋に来たそうです！

母親はもちろん家族は僕が心霊スポットにいった事もその場で鈴の話しをした事も知らないのです。

そのあとは何もありませんでした。







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