山形心霊スポット



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所在地 山形県鶴岡市 → MAP
ダム工事殉職者の幽霊
危険度 レベル2
体験談 @

今回の探索地「旧大鳥トンネル」には、トンネルのすぐ近くにある荒沢ダムの工事で亡くなった作業員の幽霊が出るらしい。
昭和30年にできた荒沢ダムでは、多くの殉職者が出たそうだ。その殉職者達の幽霊がダムではなく、その近くにあるトンネルに出没するのである。
近くにあるトンネルとは、旧大鳥トンネルの他に現役の荒沢・笹根トンネルである。
どこのトンネルでどういった霊現象が起こったという具体的な体験談を入手できなかったが、霊の集まりやすいダムのような水場ではなく、トンネルに殉職者の幽霊が特に出没するという現象は興味深い。
しかも、地元住民も殉職者の幽霊の存在を認めているという。
心霊スポットといえば、地元民の方々にとっては何でもない場所を外野にいる我々のような者たちが勝手に幽霊が出ると言って騒いでいるような場合が多々あると思われるが、この場所はどうやらそういった心霊スポットとは違うようである。
ダムの工事期間中に地元住民と他地域から来た作業員との間で衝突があったという事実もあるそうだ。
こういった出来事もトンネルに出没する殉職者の幽霊と何らかの関係があるのかもしれない。

荒沢ダムを横目に大鳥トンネルと並んで心霊スポットという噂のある荒沢・笹根トンネルを通過しました。
両トンネル共にかなり老朽化していました。路面が相当劣化していてダート路面を思わせるような衝撃がタイヤから伝わってきます。
しかし、トンネルのすぐ脇に新道と共に新トンネルを造っているようです。
これらのトンネルも大鳥トンネルと同様に名前の頭に「旧」の一文字が付くのは時間の問題かもしれません。
笹根トンネルから数分走ると、新大鳥トンネルが見えてきました。

新トンネルの出入り口にお地蔵様がありました。
なぞこんな場所にお地蔵さまがあるのでしょうか・・・
まぁ、化トンにはけっこうありますよね。
交通事故が多発したため、トンネルに出る事故死者の幽霊を供養するため、それかトンネルができるずっと前に旅人の安全を守るために建立されたものかもしれません。
そして右側の写真が旧大鳥トンネルです。
御覧通り、トンネル手前がグショグショです・・・
トンネルに入るために強硬突破したのですが、案の定、靴が亡くなりました。
長靴が必需品ということを痛感させられる出来事でした(汗)。

かなり苦労して入ったトンネルの内部です。
照明設備等がありましたが退役したトンネルですので、照明は亡くなってました。
それにしても、音の反響がものすごいです。
トンネル反対側が封鎖されているためなのですが、同様のトンネルの中でも反響の大きさはピカイチです。
トンネル手前10m地点から既にこの現象は始まっており、それを知らない管理人はトンネルから聞こえてくる不気味な声に戦慄してしまいました。
自分の声が不気味だったわけです(汗)。
相変わらず頭が悪いようです。

トンネルの反対側に着きました。
木の板で覆われています。けっこう安っぽい造りですね・・・
予算の関係なのでしょうか、だからもう一方の出入り口を封鎖できないのかもしれません。
霊的な雰囲気ですが、特に何かを感じることはできませんでした。
それよりも、反響がものすごいので、かなりスリリングな探索が楽しめることでしょう。

調査結果

荒沢ダム近辺のトンネル群は、現在過渡期にある心霊スポットと言えるかもしれません。
先程もレポート中に説明しましたが、現在新トンネルと橋を造っている最中のようです。
つまり現在現役の荒沢・笹根トンネルも近い将来、旧トンネルとなり道も廃道となる可能性もあるでしょう。
そうなれば、トンネル群はさらに怖い雰囲気を醸し出すようなりもっと立派な心霊スポットになるかもしれませんね(笑)。
心霊スポット好きの管理人としては、そういった新旧の交代劇は歓迎です・・・