新潟心霊スポット体験談 NO.5



 日蓮(1)






投稿者 Mike D 様



日蓮と呼ばれる心霊スポットがあります。

林だらけの海沿いから一本道を入ると、まわりを木で囲まれた断崖絶壁の岩壁があり、

下の方がえぐれて天井の低い洞窟のようになっています。

日蓮が佐渡から流れついたときに少しの間身を置いた小さな洞窟です。

今は水子の霊を供養するための場所になっており、平たい石がいくつも積み重ねてあります。

そこに肝だめしに行った友人の話です。

男二人で暇をもて余していたA(友人)とBは海沿いをドライブしがてら

心霊スポットの日蓮に行くことに はじめての場所なので、

道に迷いながらもなんとか入り口にたどり着きました。

入り口からその先は、両脇が木でおおわれていて、車が一台ギリギリ通れるかなり狭い道でした。

入り口からその岩壁までは距離にして30メートルほどなのですが、かなり狭いうえに、下は枯れ果てた木の

枝や石でゴツゴツしており、さらにその狭い道の両脇には《南無妙法蓮華経》

と書かれた真っ赤な旗が、岩壁までびっしりと立てられて居ました。

一度入るとバックでしか出れないため、

Aはかなり動揺しましたがBに後押しされ、ゆっくりと入って行きました。

岩壁の手前で、大木が道をふさぐように倒れており(今も倒れっぱなしです)

そこに車を止め、中に入りました。

沢山の積み上げられた石、奥の見えない洞窟、まわりが木に囲まれいるため、

なんの灯りも用意してない二人はビビりまくり、 すぐに帰る事にしました。

するとBが

「なんか線香くさくね?」

A 「まあこんな場所だし線香の匂いくらいするだろ」

実際たった今までなんの匂いもしてなかったのですが、

認めてしまうと二人ともパニックになりそうなのでAは普通を装っていました。

そして車に乗り込みエンジンをかけ、

A「よし帰るぞー!」

B「よっしゃ!さっさと帰ろうぜ!」

そしてAはバックでしか出れないため、バックミラーを覗き込みました、

すると

A「なんか右後ろの赤い旗…揺れてない?」

B「マジ?風だろ?」

A「風ねーよ…窓開けてるし。」

ビビりながらも意を決して少しずつバックしだしました。

少しずつ、揺れる赤い旗が近づいてきます、

Aは近づいてきたのでバックミラーからサイドミラーに視線を移しました、

先ほどより激しくその一本の旗は揺れています、

見たくはないのですが、なにせ道が狭いため後ろを見ないとバックできません、

そしてついにその赤い旗とすれ違う時、

Aは、手を伸ばさなくても、車にかするほど近いその旗を見ました。

旗が車の真横にきた瞬間、視線をサイドミラーから開けっ放しの窓の方に向けました、

そこには 、おかっぱ頭の、顔が真っ白の赤い着物を着た女の子が、

旗を両手に持って 尋常では無い勢いで赤い旗を

バタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタ

っとこちらを凝視しながら振っていました。

AとBは「ギャー!」

と叫び、車を旗にぶつけながらもスゴい勢いでバックしました。

すれ違うとき、その女の子は旗を片手に持ちかえ、

片方の手ですれ違う車のボディを、手の甲で

すぅー

っと撫でていたそうです。

二人は無事帰って来ることができましたが、

車のボディには 女の子の小さな手を擦った後が残っていたそうです。







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