神奈川心霊スポット体験談 NO.13



 某空き家






投稿者 ソロモン 様



当時僕が三年生だったころ、家の近所に空き家が

あることを知り、行くことにしました。そこには

大きな木造の扉があり、子供の力ではとても開けられないので、その横の塀の隙間を通り庭に出ました。

そこには木々や草、そして虫やヤモリなどがいて、まるで別世界でした。 

そのときは少しも恐怖心は無かったものの、

僕は昔から霊感があるたちなので少しは感じていました。 その家の玄関を開

けると、カビ臭い空気がふっと出てきました。

恐る恐る忍び込むと、そこにはピンクのサンダル、

わらじ、下駄などがあり、明らかに古いものが多く、今にも鳴りそうな埃だらけの黒電話や、

破れた障子、何故か水滴を垂らす蛇口など、様々でした。 

「ふぅん」と思って帰ろうと暗い廊下を歩いていると、風呂場の方から

「ガタタ…カタ…」と軋む様な音とともに、

赤い服を着た左足が無い女の子が現れて、金縛りにあいました。 

その女の子は僕の体を通り抜けると、そのまま廊下を過ぎて行きました。 

僕の体をすり抜ける瞬間僕は気絶状態になり、なぜか悲しい気持ちになりました。

そこはもう取り壊されて、新しい家に建て替えられましたが、

今も塾の帰りなどでそこを通る時今もあの時の記憶が蘇ります…。







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