岩手心霊スポット体験談 NO.3



 慰霊の森(2)






投稿者 岩手県出身 様


もう、かなり昔。

御所ダムができるというので、中古の買ったばかりの原付に乗り、

友達数名と盛岡市内から郊外に。

天気も良く、基礎が出来た御所ダムを見物し、

時間はまだ昼、誰かが「この近くに「出る」場所があるらしいぜ」と言うので、聞くと慰霊の森とか。

何か、いろいろ聞いていたし、場所も知っていたので止めようと言ったのですが、結局皆で行く事に。

場所はすぐ分かり、本道を右に入ればすぐに駐車場が・・・。

無い・・・、いくら行っても駐車場に着かない。

いつしか、晴れていた空はどんよりと・・・。

木々も深く、あたりも薄暗く・・・。

何度か止まって、周りが聞いてくる「そんなに遠いの?」って。

通りからすぐに駐車場なので、絶対道間違ったから帰ろうと主張しても、

何かに取り憑かれたように、皆「もう少し行ってみようぜ」と。

夕方になり、何度目か止まったところ、通り沿いの森の中に人が・・・。

少し年配の女性でしたが、真っ直ぐこちらを見ていましたが、

そのときは特に何も感じず、誰かがその人に聞きました。

「慰霊の森はこの先ですか」って。女性は何も答えなかったので、

我々はそのまま道を進みました。私は一抹の違和感を感じながら皆の後をついて行きました。

ふと、違和感の正体に気づきました。

女性は、とても山には入るような格好ではなかったのです。

辺りも暗くなってきて、流石に何やらやばい雰囲気が漂い、戻ろうという事になりました。

ふと周りを見ると、いるんです人が・・・。

とてもその場所にいるべき人ではない人が・・・。

怖くなり、みんなどう走ったかを覚えていませんが、一本道です。

気づくと、盛岡市内の方向に真っ直ぐ向かっていました。

国道46号線の方が明るいから、そちらから回ろうかと思

った瞬間、無くなったんです・・・、道が。

時間にすれば瞬間だったと思いますが、私はやたら長く空中にいた感じがしました。

次の瞬間、地面に叩きつけられ、全身痛いし、息は出来ないし。

気づくと、救急車の中。

幸い、死ぬほど痛かった反面、特に怪我という怪我はなく、2〜3日学校を休む程度で済みました。

この話を、同じ地域の先輩に話しました。

この先輩の親御さんは、当時の事故でご遺体の搬出や、

かき集めた人の部品を、病院での組み立てに従事された方で、慰霊の森の事はよく知っていました。

当然私はものすごく怒られ、すぐに先輩の車に乗せられ、線香持参、途中で花を買い慰霊の森へ・・・。

びびりな私は、頑強に行くのを拒否しましたが、

先輩はそれを許さず、あっという間に慰霊の森へ。

私の記憶通り、通りから入ってすぐに広場と駐車場。

間違っても何時間も一本道を走る事はありませんでした。

そして、階段を上って・・・。

途中で先輩が森に分け入り、教えてくれました。

ご遺体の発見された場所には、小さなお地蔵様が置かれています。

私たちが見たのはもしかしたら・・・。

慰霊の森の情報の中に、貴サイトがありましたので、とりあえず経験談を・・・。

全日空の機体は、空中で3つに折れそのまま落下し、

機長はマイクを握りしめたままに状態で発見されたそうです。

ご遺体も損傷が激しく、かなり壮絶な現場だったようです。

その上で、あそこはやばい、遊び半分で行くと当時の関係者が烈火のごとく激怒する、

そのような場所です。

行くなら供養を先にする事をおすすめします。







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