畑トンネルにたどり着くには北側のゴミ処理センター付近のルートか南側の民家横からのルートのどちらかを選択することになる。
管理人は民家横のルートを選択。しかし、写真を見てわかるように車両通行止めになっており、トンネルまで約５００メートル手前か
ら徒歩で向かわなければならなかった。
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南側のルートは以前は車が通行できていたようで、朽ち果てた道路標識が何本も残っていた。
この道はほとんど日光が当たらず、道路にコケが生えていて、メチャメチャ滑る。
(調査前日が雨）
足場が最悪のなか１０分近く歩かされて、ようやく畑トンネルが見えてきた。
やっとたどり着いたトンネルの入り口には、草木が生い茂り、
まるで自然に出来上がった
天然トンネルのようだ。
さすがに明治に作られたトンネルだけあってレンガで造られている。しかし、畑トンネルの中
と外では気温が全然違う。すまじい冷気が漂っている。水の滴る音、自分の足音がトンネル内部で反響している。
あぁ、気味が悪い・・・
ゴミ処理センター側のトンネル入り口である。
反対側の入り口に比べて、日差しもあり、いくぶんか気味が悪くない。
昔はこのトンネルの上に社があったらしい。
畑トンネルは明治４３年に完成し,昭和６２年にバイパスが完成したことによって、次第に廃れていったトンネルのようである。
「長い間ご苦労様でした」との飯能市長からの言葉が添えられている。
調査も終わったし、さぁ引き上げようと意気揚々の管理人であったが・・・
「げっ、トンネルの中に霧が出ている！」
先ほどまではまったくなかった霧が管理人の帰りを阻むかのようにあたりを覆う。
恐怖にかられた管理人は早足でトンネルを後にしたのであった。
（このページ最上部の写真は帰りに撮影したものです。）
調査結果
長くの間、人の行き来がなかった畑トンネルは、霊の溜まり場と化してしまったのかもしれない。管理人には畑トンネルで霊的な存在は感じられなかったが、
帰りにトンネル周辺に発生した霧には正直おどろいた。
もしかしたら霧は、足を踏み入れてしまった管理人に対する霊の発した警告だったのかもしれない。
しかし、霊がいようがいまいが、不気味な雰囲気で肝試しにはなかなかよい環境ではないかと感じた。