所在地 | 埼玉県児玉郡神川町 → MAP |
噂 | 新井さん一家の霊 |
危険度 | レベル2 |
新井さんの家は、埼玉県と群馬県の境界にまたがる神流湖(かんなこ)と呼ばれる人造湖のすぐそばにある廃屋です。
数多くのサイトで、「新井さんの家取り壊し説」が囁かれておりますが、2006年10月現在、まだ、新井さんの家は存在します。
噂によれば、新井さんの家は、狂った父親が家族全員を殺し、自分も自殺したという凄惨な事件が起こった舞台だとされています。
新井さんの家から何かを持ち帰ると、新井さんから「返せ!」と電話がかかってくるそうです。
なぜこの廃屋が「新井さんの家」という特定の人物の苗字が付けられているのかというと、おそらく、この廃屋のすぐ脇に「新井家之墓」との銘のあるお墓あるからでしょう。
新井さんの家に行く途中にある滝です。
この滝には、特に名前がないようなので、「新井さんの滝」と勝手に命名。
新井さんの家の入り口です。
鉄製のワイヤーが設けられ、進入禁止となっているようです。
新井さんの家の母屋です。一応二階建てです。
ちなみに最上部の写真は、この母屋です。
かなり木材が腐敗しているので、進入できませんでした。
家のつくりが相当古いので、戦前に立てられた家なのではないでしょうか。
母屋の近くにあるこの建物は、納屋のようです。
中には今も色々なもの散乱しております。
右の写真に写っているのは、何なのでしょうか。
コタツかな?
この建物も母屋のすぐ近くにあり、炊事場とお風呂場のようです。
床が抜け落ちています。夜は気をつけたほうがいい。
左の写真は、新井さんが入浴していたであろうお風呂です。
右の写真は、イソライト工業社製のかまどです。
イソライト工業は、昭和2年に創業した会社だそうです。
つまり、新井さんは最低でも昭和2年以降もこの家に住んでいたのでしょう。
ちなみに、写真と同様の型のかまどは今でも売っているので、
新井さんファンの方はぜひご購入ください。
新井さんのお墓その2です。
新井さんの家から、金比羅橋に向かう途中にあります。
ちなみにその1は、新井さんの家のすぐ隣にあります。
しかし、ずいぶん変なところにお墓がありますよね。
でも、現在もしっかり管理されているようです。
お墓の横に地蔵菩薩を建てるのは、幼い子供が亡くなった場合だそうです。
やはり、このお墓で眠る者達は狂った父親に殺された
家族達なのでしょうか。
調査結果
まず、この廃墟の元々の家主の姓が本当に「新井」であったのかはかなり疑問です。
なぜならば、神流湖の周辺には新井という姓がとりわけ多いからです。
おそらく、この辺りの部落の草分けが新井という姓だったのでしょう。
また、新井さんの家で起こったとされる惨殺事件の噂もかなり信憑性がありません。
おそらく、新井さんの家は、ただダムに沈まずに済んだ家のひとつで、
その立地上、そこに住むことが困難になった住民が引っ越しただけではないでしょうか。